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武士道シックスティーン

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武士道シックスティーン(2010年 日本)
主演:成海璃子 北乃きい ほか
監督:だれだっけ?










(あらすじ)
3歳から鍛錬を積んできた剣道エリートの香織(成海璃子)は、とある大会で無名選手に負けたことが忘れられず、その選手を追って強豪校に入学する。しかし再会した因縁の敵・早苗(北乃きい)は、ほぼ実績ゼロ、剣道は楽しむのがモットーのお気楽少女だった! 拍子抜けしながらも、己の敗因を突き止めたい一心で早苗の天性の力を引き出そうとする香織。一方、香織の気迫に最初はタジタジだった早苗も真剣勝負の面白さに目覚めていく。

まあ、なんというか超普通のストーリー。なんのひねりもない。青春。努力する秀才と、お気楽な天才。
中学生だったら原作とか読んだだろうな、という感じ。

え、じゃあなぜ見たのかってそりゃ成海璃子だからとしかいいようがない(笑)
映画のスタートから最後まで、ほぼ一貫して仏頂面。
そのうえ防具つけて「ヤーーーーー」とか叫んじゃうから、もう美人台無し。
かたや北乃きいが天真爛漫に「女子高生」やっている横で仏頂面で筋トレしながら「五輪の書」を読む成海璃子。
これ多分○ッキーなら断るだろうね、って感じの役回りだが、成海璃子という努力する天才役者(役回りそのままじゃないか)が演じるからその役に破綻はなく物語が進んでいく感じ。

ぐれてプリン買うとか、兄貴が料理にはまっているとか、そーいうなんだかどーでもいいシーンがけっこう好きだし、「もうすぐ夏か」とつぶやくのもけっこう好きだ。なにより仏頂面がふととれて微笑むとか、そのツンデレ具合もいい。ぜんぶ成海璃子視線だけど。

ぶっちゃけ、物語としてはいろいろおかしい。1試合負けた相手を追って高校に入っちゃって、そこでえらそーにする1年生、とかそれがどうしてIH予選で信頼されるんだ。(スラムダンクの赤坊主だってもうすこし先輩にリスペクトしていた、まあありゃヤンキーだからそういうとこはしっかりしてるのかも)とか、肝心の物語の骨格が、原作モノの宿命かかなりあいまいだ。(原作ではもう少し丁寧に補完されているんだろう。)ラストへのもっていきかたもだいぶせかされている感じだし、あ、思い出したけど何で夏なのにプール使ってないんだ(笑)IHって夏だよな?

まあ、それも青春映画のご愛嬌。真剣勝負がキャッキャウフフな茶番で終わるのも、まあご愛嬌。というかありゃ監督か原作かどっちかが悪い。女優さんに罪はない。というか成海璃子ちゃんに罪はない。

このまま勢いで『書道ガールズ』も見に行くべきか、『シーサイドモーテル』を待つか、それはまた別の話。
by nariyukkiy | 2010-05-22 22:32 | sunday people


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