設定力と、物語の構成力は別問題です。

田口 ランディ
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2011-06-01

一言でいうと、「もったいない」
発想、着想は☆5だけど、残念ながら「物語を組み立てる」ということがへたくそすぎる。できればほかの作家に着想だけ譲ってきちんと書いてもらいたかった、とさえいえる。。

北陸の田舎の因習、不意に神隠しにあった同級生、その「きっかけ」となったある一夜を体験した男女の、回想と今。

本当、発想というか物語のスタートは素晴らしかった。
それが先に進むにつれてどんどんぼろが出る。話のあらが目立つ。
唐突な設定のぶっとびや、飛躍。だんだん読む気を失う。

特にせっかく張った伏線を台無しにする大団円は、「ひどい」のひとこと。
ま、それを読むのも、いいのかもしれないけどね。

とりあえず同じ作者の本を買おうなんてこれっぽっちも思えない。って河南でこの人作家なんだろ。原作者にでもなればいいのに。




オカルト、というか日本古来の「神様」と宇宙人伝説をうまく拾ったのは評価するけど、いかんせん物語の組み立てがへたくそすぎる。
起承転結、とか登場人物の性格付けとか、なんというか小説の基本的なところで幻滅しました。
破滅的にそういうのができない人が作家とかやっていいのかってレベル。
小学生の作文のほうが起承転結うまいぞ。

ほんと、設定というか着想はいいんだけどね。

しかし、後半のぶっ飛び具合はギャグだと思えばまあいいのか。
もったいない。

誰かにこの着想ゆずってきちんとした小説として発表しなおさないかな。
全く編集者はなんでこれで「いい」としたんだろ。
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by nariyukkiy | 2011-09-02 22:58 | sunday people | Trackback | Comments(0)
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