村上春樹青春3部作

はてさて、ここのところなぜか村上春樹再読してます。

「風の歌を聴け」、「1973年のピンボール」、そして「羊をめぐる冒険」

どの話も共通しているのはあらかじめ失われたもの。損なわれてしまったもの。損なわれていくもの。
誰もが持っている喪失感。それは「虚無の時代」80年代が生み出したものなのか、村上春樹らの世代が何も生み出せなかったことに起因するのか、いづれにしろ、僕は思う。

僕は、僕や僕の世代は「何も残せなかった」トラウマの上に育ち、すでに用意された時代に放り込まれている。そこにはすべてそろっているからこそ、何もない。何でもあるから、何かを見つけ出さないといけない。
見つけ出さないまま、押しつぶされても誰もかまってはくれない。

だから、村上春樹はいまだに「うしなわれたもの」を描き続けてるのだろうか。
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by nariyukkiy | 2004-11-23 01:01 | sunday people


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