2012 Best 3 Music

遅まきながら2012年のベストアルバムってなに?っていわれたら 

1.七尾旅人/リトルメロディ
2.DCPRG/SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN
3.LAMA/Modanica 

の3アルバムを推します。1~3はほぼ順不同。





まずは七尾旅人の「リトルメロディ」圏内の歌、サーカスナイト、Memory Lane、失われた「何か」を想う気持ち、祈りが歌となるのを目の当たりにする感覚を刺激した「うた」たち。今の世の中で忘れ去られようとしている神様たちへの祈り。

彼の音楽は、どんどんPureなものになっている気がする。
2010年のRollin'Rollin’やどんどん季節は流れて、もそうだったけど、日常がすこしずつ流れていくこと、日々が移ろっていくことを「あたりまえ」なんだけど大切に思う気持ちが、「3.11」という日を超えても続いて行かなければ、続けなければいけないことへの覚悟、その気持ちの発露。

11年の3月にDommuneで流れたライブストリーミングは地震のあとの漠然とした暗い気持ちをおそらく見た人間のほとんどが「毎日が続いていく」、「続いている」ということを再認識させ、前に進む勇気を得た人も多かったと思う(少なくとも、僕はそうだ)
このアルバムはそれ以上に、「3.11」を想起させる。
それは、確実に日本に、住んでいる人に、生活している人に影響した。
だけど僕は日本から逃げ出すことはできない。できなかった。
じゃあ、生きていくしかない。
そのうえで、このアルバムはきっと必要とする人のもとに届く「べき」アルバムだと思うし、その力がある楽曲たち。


DCPRGのアイアンマウンテンからの2通目の報告書。JazzやFunk、クラブミュージックといった垣根を越え、HIPHOPを取り込んだマイルス・デイビスの後継。気持ち「悪く」踊る瞬間を待ちわびる1~2期よりも親切になったよね。だって、気持ちいいんだもの。

しかし、ボーカロイドからsimi-labまで幅が広いのかなんなんだか。
Catch22やCircle/Lineの再構築と、やMicrophone TysonやUncommon・UnremixでのSimi-labのラップと生演奏でのトラック。特にデモノがUncommon、これ、元のトラックもかなりかっこよかったのにDCPRGの演奏とカチッと合っている。
もっとも、ライブで披露した「MirrorBall/The Blues」が一番かっこいいけどなあ。
ま、DCPRGについてはCDよりもライブ、という感じはするよね。(って七尾旅人もか)

LAMA。Modanicaというアルバムだけでなく、直前に出したEP(Parallel Sign)のSeven Swellという虹再構築込で。ロックとエレクトロニカの注入バランス、料理が極上なんだよな。まあそりゃそうなんだけど、このバンドのメンツ。UKでいう、PrimalScreamチーム並みの安定感。

しかし劇伴音楽以外が意味不明だった、という枕詞がぴったりのエウレカAOだったけど、LAMAの挿入歌はその中でも白眉というか、崩壊しそうな物語をなんとか支えていたとさえ。

Parallel SignはYUMEGIWA LAST BOYのupdateに聞こえたし、そのParallel Signと「虹」のマッシュアップのようなSeven Swellは「虹」のいつまでも終わらない、だけど終わってしまうはかなさ(=テクノ、クラブミュージックとその一夜)につうじるわけで。

LAMAのデビューアルバムである、「New!」のときよりもバンドとしての性格が前面に出て各楽器、、各々の役割が鮮明化している「Modanica」は(いわれたかないだろうけど)止まっていた時間が動き出した、そんな気持ちになるわけで。
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by nariyukkiy | 2013-01-20 23:10 | music | Trackback | Comments(0)
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