カテゴリ:sunday people( 262 )

Styling Space by HS

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奈良は法隆寺もほど近い郊外に、そのお店はありました。

大阪にある、Hayashi Shotenさんのプロデュースによる小さなお店、というよりは確かに「スペース」といった方が的確なサイズ。

だけれどもそのセレクトはスペース=宇宙的ともいえる一つの世界観を作っていました。

よく、「ライフスタイルショップ」なんて言葉を耳にするようになったけれど、7割は空振り。これはもう、なんというかお店として残念。別に、無難なライフスタイルなんてご提案してくれなくていいのに、余計なお世話という感じ。別に今更鳥取の民芸窯とか、メインに据えるほどじゃないだろ、みたいな。

残りの当たり3割のうちの2割くらいは商品がエッジはきいてるけどお互い被っているところがある。
あれ、これあっちの店でもあったのよなー、的な。
ま、どこがオリジナルで発信しているのかなんとなくわかるから、目をつぶるし、ほかに発見もあるからいいんだけど、という・・。
そして、残り1割位。

2割に「かぶっている」部分を発信しているお店、ほかにはない、唯一無二のセレクトをしている店。
こういう店にかかるとよく見る出西窯だって、MUJIだって(D&D...)なんだか「いいもの」に見えてくる。
それはきっとそういうありふれたものの提案の仕方がうまいから。こっちもいつも見慣れたものでもそうきたか、という感覚にはやられちゃう。

HSさんも、Styling space By HSもそんな数少ない魔法を持っているお店の一つ。
たとえば東京のcowbooksやPOSTALCOといった定番的なものも扱っているけれど、アンティークやNYCで作っている作家もののマグカップ、インドのクッションやキリムなんかがその中に雑然とある店の雰囲気自身が、店主が好きなものをただ集めました、でもなく鉄板モノを無難に集めました、でもない好きなものは有名定番無名限らずいいじゃない、というアティチュード、ライフスタイルを示してくれているという意味で面白い空間だなあ、と思います。
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by nariyukkiy | 2013-02-15 01:28 | sunday people

宮島達男、ホンマタカシ、牧口英樹、想田和弘

この週末にみた、3つのエキシビジョンと、1本の、いや、正確には二分の一の映画

<宮島達男 LIFE I-model @SCAI THE BATHHOUSE>

カウンターが自立してカウントダウンするプログラム、らしく今までのように規則性をもって動くのではない、より自然に近いカウンターの動き、だそう。

4色のカラフルなデジタルカウンター、どこで、どのスピードで、という「規則性」をとっぱらっても、「数を刻む」という「動き」はかわらない。

それは、どんな色で装っても、どんなスピードであろうと最終的に0にむかう、死に向かっていく”LIFE”人生であることはやはり変わりはなく、だからこそ、現れては消えていくこの盤面のカウンターの動きを見ているとどこか恍惚とした気持ちになるんだよなあ。

直島にあったイエプロジェクトや、大阪のSIXでやっていたTrainのも好きだけど、大きなサイズでアトランダムに数字を刻むカウンターは何とも気持ちがいいなあ、と思うエキシビジョンでした。

<Casa Brutus Presentsの北欧建築とか。>
ホンマタカシの2002年ー2004年の北欧建築の写真のリプリントに、2011年以降の新作をいくつか。

まあ正直、会場がニガテなお店なんで、落ち着いて見れたもんじゃあなかった。あの店、過剰接客というか店員のよってき方や、話しかけるタイミングがことごとくあわない。ニガテなんだよなあ。

閑話休題。
北欧デザイナー指向の家具の中に飾られる、北欧のデザイナーの建築写真。ホンマタカシの北欧、というかヨーロッパの写真はやっぱりハイパーバラッドが一番好きだけど、アイスランドより、こちらの写真のほうがフラットなんだけど、暖かい。それはたとえばヤコブセンの作る家具や家のデザイン、ガソリンスタンドの曲線がパキっと冷たく映る空気を緩和させているかのよう。

どこかしら人の匂いがする写真でそれは趣があったな。

で、キノコは北欧の森、ってことですか??説明書きを読むと「スウェーデン」のキノコもあるらしい。

「その森の子ども」のキノコと何が違う?というのが逆に空恐ろしいよな・・・。

<牧口英樹 ありふれた 場所の、 静かで 限りなく 無 に近い、 目に見えない 何か @KATA>
写真自体はよかったけど、写真展のタイトルでいいたいこと全部表現しちゃったらおもしろくなくない??と思ったのもまた事実。

確かに、写真の情報は視覚的に冷静に「何か」を感じ取るには向いているんだけど、それをはじめに提示しちゃったら、種明かしのわかっているマジックと同じだよなあ。タイトルを裏切る「何か」、がほしいよなあ。もったいない。

<演劇Ⅰ 想田和弘監督>
Ⅱはまだみてない。
Ⅰは「平田オリザ『の』世界」ということで、劇作家平田オリザと主宰している劇団青年団の活動、特に劇のけいこを中心に「観察」した映画。
今までの観察映画(選挙、精神、ピース)では効果的だった「日常の風景」が邪魔に思えるほど、その活動自体が興味深かった。
演劇って、俳優の表現力が一番で、セリフも彼ら次第。
確かにそれも一理あるが、少なくとも青年団と、平田オリザのけいこからはそんなことは全く見てとれない。

秒単位でマネジメントされ、作り出される「舞台」
それはイメージを観客と共有させる、その空気を作ること。

物語の進め方や、間の取り方ひとつで舞台はホンモノにも、白々しくもなる。
だからこその稽古であり、そこに向ける平田オリザの集中力や哲学をいくつかの作品の稽古や、課外活動を通じて見せる(観察する)ことで少しだけあらわにする。

それがあまりに面白いから、それ以外が少し冗長のように見えたのか。
演劇、恐るべし。

その中で、どう映画を収れんさせていくのか、そこは流石だった。
厳しいマネジメントと、その中にある遊び心。そのバランスをこう切り取るのか、という。

演劇Ⅱも近々見よう・・・。
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by nariyukkiy | 2012-11-01 01:57 | sunday people

石川直樹 異人 the stranger 

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なぜ、新潟かっていうと友人の結婚式があったからなんですが、せっかく遠出するのでどこかいきたいな、と思っていたら、ちょうど水と大地の芸術祭がスタートする日、東北でやっていた石川直樹氏の写真展が開かれると言うことで、行ってきました。

会場は新潟駅からバスで約一時間。
田園風景の中です。邸宅、というか笹川邸はもともと近隣一帯を束ねていた庄屋であり、豪農。
堀に囲まれた敷地、庭を持つ大広間、敷地内に抱える土蔵、、、まさにお屋敷。

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その中で鴨居の上に、、まるで祖先の写真のように展示されている、沖縄、鹿児島の離島の神々、東北の神々。「異人」はその土地の中で生まれた、自分たちと違う存在。畏怖の対象であると同時に、守るべき存在。

彼の地の自然から生まれた神々の化身は海から、森から、山から姿を顕しハレの日を人間と共に祝い、北の神々が春を待つ旧正月に、沖縄や悪石島のボゼは豊穣の収穫や死者を祝う夏に現れるのは偶然ではあるまい。

古民家の中で見る彼ら神々の姿は、まるでこの土地の土着の神と一体化しているようでもあり、また寄り合いに一同会しているようでもあり、なかなかに興味深い。

石川さんの写真は、アーティスティックというよりはもう少しいい意味で「普通」だけど、それが逆にこの「神様の寄合」感が出ていて、大広間に集まる九州の神々は遠くから来たお客様、北の神々は台所でもてなし、広間の入り口で子どもの神が遊んでいる。。。といった風景を、錯覚させた。


しかし、ちょうど結婚式前と言うことでドレスアップしていたわけで、、、周りの風景的に一番"異人"だったのは自分自身じゃあないのか、という奇妙な感覚に。。。


異人
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by nariyukkiy | 2012-07-17 08:59 | sunday people

小豆島、直島、岡山。遊び三昧

横浜マリノスとのアウェイでのJ再開試合は、「それはひどい」ワンサイドゲームだったようで・・・。
うん、録画で見ましたけど、確かにひどい・・・。
で、そんなひどい試合の時にすいません。僕は小豆島にいました。

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目的は、、、これといってなかったのですが、土庄の町からレンタサイクルで山を駆け上ること40分。

中山集落の棚田。

これが素晴らしい景色でした。

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基本的に、こういう路地が好きなんです。

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島旅は続く
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by nariyukkiy | 2012-07-02 01:54 | sunday people

GWは忙しかったな。

4/28
 清水戦。いい天気。ドロンパ劇場。大敗・・・。
仙台に大敗に引き続き、、、ですね。なにより得点がないってのが悲しいところ。うーん・・・。
攻撃がかみあわない、というか「いつもの」シュートを打たない病ですね。
盛大な『シュート打て』 コール、あれがサポーターからのメッセージでしょう。
(あ、清水への「じゃあね!じゃあね♪」までは楽しかったんですよ)
ゴール裏があんなに早く撤収したの初めて見た。0-7で負けた時もBooだったけど、それすらしないなんて。
でも、そんな東京ゴール裏はアリだと思う、うん。

4/29
 夏日。朝早く起きて笠間へ。
 陶器市。仕入れたなあ。マグカップ、皿、片口・・・。もうたくさん。

4/30
 ジャクソン・ポロック展。
 アクションペインティングもよかったというか、圧巻だったけれども初期の絵もすごくよかった。
 特に"GOING WEST"
 西に向かう馬車と、渦巻く空のまがまがしさが不安というか、行き先不透明なんだけど、それでも向かわなければいけない、「必死さ」を感じて、なんだかシンパシーがある。

 もちろん、インディアンレド、やNumber9なんかはすごい。たまに?なものがあるような気もしたけど、それも含めてさすが、な展覧会でした。

5/1
 移動日。

5/2
 DIY日。クローゼットのカーテンを作りに、大阪をうろうろ。雨だったなあ。
 あ、ACLもありましたね。
 全然見れてません。Twitterでおっかけてただけですが、とりあえず突破!
 これで何とか生で見るチャンスはまだ残っていると。

5/3
 Twitterで仲良くしていただいている方々と、セールにお食事に・・・。なんつーか、時間がたつのが早い一日でした。

5/4
 犬鳴山!本当に犬がいました(ワン)
 泉佐野の市場もなかなかよくて、魚どっさり。

5/5
 いい天気!で、丹波篠山は立杭焼の里へ・・・。
 ありましたありました。ざっくざくのお宝。
 
5/6
 早いものでもう連休終わり。
 新潟戦の日でもございます。
 新潟、昨年のJ2でも見なかったくらいのドンビキでしたね・・・。
 しかし、東京、早いうちからシュートを打つべく攻めていた、ように思えます。
 谷澤の枠内へのシュート(相手GKをほめるべきか・・・)をはじめ、揺さぶっては攻め、ポゼッションはほぼ東京。難儀を言うなら、左サイドが若干攻撃の時に(おもに観客に)フラストレーションを与えていたような・・・。
もっと果敢に攻めても、たぶんOKだったよなあ・・・。

 そんなわけで、0-0.シュート数も1-3くらいだったかしら?そんな感じで前半折り返し。
 後半、躍動したのは右サイドの椋原。その椋原からのクロスが梶山に渡って、ボレーで1点!
 見事なゴールでした。これで波に乗った東京。
 その後も攻める姿勢を崩さず、谷澤の谷澤らしい?こぼれ球を押し込むゴール。うん、前半のシュートより
 こういうの決めるのが谷澤!って感じで。

 結果2-0 GWの〆にふさわしい勝利でしたね。

 というわけで、サッカーと陶器に始まり、陶器とサッカーに終わる、2012年GWだったのでした。
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by nariyukkiy | 2012-05-11 02:41 | sunday people

期待通り、不安的中、期待外れ(小沢健二、2012)(3/3)

※小沢健二の作品、『我ら、時』のリリースとそれに合わせて「東京の街が奏でる」と題した12日間のライブコンサート、そして、パルコミュージアムでの展示会(旅の写真と、音楽)・ポップアップショップが開かれた。

当ブログをご存知の方は周知の事実ではあるが、僕は「小沢健二」とその一連の作品の強い影響下に思春期を過ごし、またはその考えをこじらせ、そしていろいろなものを見る「入口」としての彼の影響を隠すことはできない。

今回の3作品。
特に今回の「期待外れ」についてはまだ継続中である、そのコンサートについてになる。
これからライブ、コンサートに行く人はここまで見てしまった不幸を呪いつつ、私は楽しめる!と思って今すぐ消した方がいいと思う。(僕ももう一回見に行けるチャンスがあったらたぶんもうちょっとポジティブに、残念がる)

だから、このポストの続き、および一連のポストについては「小沢健二に会えるだけで幸せ/声を聴くだけで満足」という向きの方にはUZEEEとしか言いようのない内容になることが想定される。

不安的中編→「展覧会、ひどい」

期待通り編→「ひふみよCDはアガる」

期待外れ編、もしくは完ぺきな絵にするには色を重ねすぎた都会の空。
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by nariyukkiy | 2012-04-03 17:52 | sunday people

期待通り、不安的中、期待外れ(小沢健二、2012)(2/3)

※小沢健二の作品、『我ら、時』のリリースとそれに合わせて「東京の街が奏でる」と題した12日間のライブコンサート、そして、パルコミュージアムでの展示会(旅の写真と、音楽)・ポップアップショップが開かれた。

当ブログをご存知の方は周知の事実ではあるが、僕は「小沢健二」とその一連の作品の強い影響下に思春期を過ごし、またはその考えをこじらせ、そしていろいろなものを見る「入口」としての彼の影響を隠すことはできない。

このポストの続き、および一連のポストについては「小沢健二に会えるだけで幸せ/声を聴くだけで満足」という向きの方にはUZEEEとしか言いようのない内容になることが想定される。

とりあえず、このポストはまだ僕は喜んでいる。彼の帰還を。

不安的中編はコチラ

(いまのところ)「期待通り」編
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by nariyukkiy | 2012-04-02 01:13 | sunday people

期待通り、不安的中、期待外れ(小沢健二、2012)(1/3)

※小沢健二の作品、『我ら、時』のリリースとそれに合わせて「東京の街が奏でる」と題した12日間のライブコンサート、そして、パルコミュージアムでの展示会(旅の写真と、音楽)・ポップアップショップが開かれた。

当ブログをご存知の方は周知の事実ではあるが、僕は「小沢健二」とその一連の作品の強い影響下に思春期を過ごし、またはその考えをこじらせ、そしていろいろなものを見る「入口」としての彼の影響を隠すことはできない。

だけど、そうやって彼からいろいろと影響を受けたからこそ、今の彼が「あの頃と同じ」空気に賞賛されていること、懐古的な空気で迎えられていることには違和感を覚える。

今回の3作品。
特に「期待外れ」についてはまだ継続中である、そのコンサートについてになる。

だから、このポストの続き、および一連のポストについては「小沢健二に会えるだけで幸せ/声を聴くだけで満足」という向きの方にはUZEEEとしか言いようのない内容になることが想定される。
楽しみにしている人と、満足している人はこのあたりで「あれまあ」とでもいって、そっとページを閉じるかサッカーの結果を見に行ってほしい。
これは僕の考えに過ぎない。「ああ、惜しい。」という。

「不安的中編」
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by nariyukkiy | 2012-04-01 23:43 | sunday people

古川日出男 「馬たちよ、それでも光は無垢で」

なんと素直な本なのだろう、というのが率直な感想。

地震があった、そのことにショックというか、その衝撃はその時日本にいた、日本という国を故郷に持つ誰もが持っていた「言葉にならない」感情だったのだろう。

だからこそ、筆者はその「言葉にならないもの」を「言葉を操るもの」しかもその震源地を故郷とするものとしての「何か」に駆られて言語化しようとした。その試行錯誤。

筆者の小説ー東北を舞台とする小説と、実際の震災後の東北との境界線があいまいになり、そして筆者は言葉を、歴史を重ねていく。その思考の狭間を、無垢に受け取るしかない。そういう本。

ストレートに突き刺さる、「地震」という衝撃の、言語化への試み。

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by nariyukkiy | 2011-12-14 01:37 | sunday people

Pray For Kumano

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熊野古道 小雲取超えのハイライト、「百間ぐら」からのぞむ熊野の山々。2011/08/30

この2,3日もしないうちに豪雨が襲い、流された土砂の痕が、あふれた河の痕が至る所にむき出しになっている。

そんな報道の写真を見るたびに、この熊野への旅が幻だったかのように思える。
このエントリをあげるか、結構悩んだけれど旅の記憶と、熊野の復興を祈って、こっそりとUPする。

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by nariyukkiy | 2011-10-06 00:15 | sunday people