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クインテットライブダブ@JzBrat

久しぶりのクインテットライブダブ。初めてライブできいた菊地さんはデギュスタシオンフィーチャーのバンドだったけどすぐ直後に青山CAYであったクインテットライブダブの演奏は、正解にはその時きいたクインテットライブダブの虹の彼方へ、の演奏が、僕の音楽経験を大きく変えた演奏だったな、と今になってしみじみと思います。
それまでもジャズは一通り聴いていたけど、電気処理されたジャズ、というのがエレクトリックマイルス何かとも違う形で提示されていて、今までのスタイルとは違う、新しいな、と素直に思ったバンドだったので。


新曲は薬師丸裕子の「Woman」呉田軽歩×松本隆ですね。
アレンジも基本的に一緒だったけど随所にダブセクステットやDCPRGを通過してきた影響が。

オープニングはパルレから。いつものレパートリーからover the rainbow除いたセット、という感じだったけれど、ダブで電気処理されたオーソドックスなジャズ、という点では後継のダブセクステットよりもアンニュイで憂鬱で官能的なジャズの側面がよく浮き出ている。(ダブセクステットはどっちかというとアンダーグラウンドでロフトジャズにエレクトロニクスを入れた、という体)

このバンドが奏でる色気は菊地さんが歌い、途中でEleanore Rigbyに変調しつつまたテーマを今度はサックスでやるという一度聴いたら癖になる名アレンジのYou don't know what love isやアンコールの松田聖子のSweetMemories-これも原曲を通り越して、甘い記憶、の持つ痛みを伴う痕を美しく演奏しダブがいい感じに歪めているすばらしいアレンジ。

その官能を切り裂くエレクトロニクス、そしてDCPRGばりの調和のとれたポリリズムがまとまる感覚。
今回のクインテットライブダブからはその二つの要素がかなり濃度が上がっていた印象である。


本編最後のエリザベステーラーだっけな、藤井さんのドラムソロとダブ処理で終わるかの曲、今回のアレンジではドラムソロにサックスやピアノがplaymate at hanoiのラストのように絡むアレンジ。これはかっこよかったな。
その前のエレクトロニクスが絡むパートも、前より強度が増していてノイズが心地よかった。うん、やっぱいい。

アンコールは前述の女性ボーカルもの二曲。
菊地さんの女性ボーカルカバーは原曲の歌にある女性的な情念が歪められている感覚が逆に曲の官能性を引き出しているようで、非常に心地よいのです。

次のクインテットライブダブは来年か再来年か、、、キップの来日スパンよりは短いでしょうけど、やっぱり他のバンドよりジャズっぽいだけにかっこいいよなあ、もっとやってほしいよなあと思った一夜でした。
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by nariyukkiy | 2011-11-20 22:38 | music

レイハラカミ(と、フロア)に捧げられたMirrorBalls

GAP(golden after play) 31/07/2011
@Liquidroom Ebisu

昨年10月復活し、ライブを重ねる新生DCPRG。先月に引き続きのリキッドルーム。

震災以降、というわけではないが物語の意味合いが全く異なってしまう、ということはままあることで、今回の「golden after party」も全く図らずも、RIP レイハラカミ氏となってしまったわけで。

オープニングDJのDJ Quietstorm。
DJみたの、超久々。そういえば青山CAYでやったKNQDの時もDJやっててえらいかっこよかったよなー。
スモーキーなHiphopがベースと思っていたけど、この日のDJはだいぶJazzでした。Madlibとか好きだとわりと、というかとてもすんなり入ってくる。


んで、本編。
セットリストは固定かな。メンバーはSOILにとられてキーボートがELFの人(成瀬さん)に。でもこのキーボードかっこよかったな・・・。

Perfect Days For Jungle Cruiseからスタートし、CIRCLE-LINE~HARD CORE PEACEで本編をしめる、1曲が15分~20分の長尺でじりじりとテンポがあがり、様々なリズムが混在し無秩序のようで、秩序を見出すととてつもなく快感。デートコースのライブはいつもそんな緊張と開放がつきまとう。

MCから引用させていただくが、大儀見元のパーカッションによって、沈んだフロアは蘇生する、と。(まあ、沈まないほうがいいんだが)
デートコースのライブは、一曲の中で「踊れない/リズムをつかむ助走」時間があり、それは確かにパーカッションのリズムによって浮上し、フロアは狂喜する。生と死が疑似的に音楽の中にもぐりこみ、躍ることでフロアは覚醒する。

ライブの中でそんな瞬間が幾度も押し寄せる。HARD CORE PEACEのラスト、ショルキーを振り回すキーボード坪口昌恭のプレイはひとつのハイライトではあるが、おそらく各々の覚醒の瞬間は違う。ドラムソロに、ギターに、刺さるようなトランペットや突き抜けるサックスの音色に、各自の琴線に触れたとき、自由にそのダンスは熱が上がる。

二時間強の時間なんて、あっという間だ。
いつもより、ピースフルー文字通り、ピースマークやハートで溢れたライブは、ミラーボールが輝くなか、終演を迎える。
パーティーは終わるが世界は続く。外もなかも狂気なんだったら、その享楽に溺れるときがったっていいじゃないか。

golden after partyという言葉遊びからのタイトルだが、やはり図らずも、そういう気持ちを思い出した。

SET LIST
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by nariyukkiy | 2011-08-02 00:24 | music

菊地成孔ダブセクステットSummer09

8月8日(土)心斎橋クアトロ

8月11日(火)代官山UNIT

なぜかツアーのはしごをするという悪癖なのかなんなのか、またしてもやってしまいました。

Jazz+DUBというある意味非常にシンプルながら、それゆえにメカラウロコなこのバンドの2009年ツアー大阪と東京で見てきました。

大阪ではクアトロが思った以上に小箱(渋谷クアトロをイメージしていたので)で、びっくりするくらい近かったのと、そのわりに密度が・・・。やはりサマソニと淀川花火大会の対抗馬にはちと厳しいのか・・・。
しかし演奏はンなこと関係なくかっこよかったし、MCの切れもよく・・・。


東京ではUNITが今度は立錐の余地もないくらいに満員。
地方との温度差がそれこそ北極とハワイくらいあるような・・・。

こちらの演奏ものりに乗っていて、口ロロのライブもよかったのに正直何も覚えていません。
それくらいダブセクステットがかっこよかった。

どちらもオービット~テーラーバートンまでの中盤の演奏がすばらしかったのと、
本編ラストがクインテットライブダブのアレになっていたような。(前からそうだっけ?)

次のダブセクステットは12月になりそうです。(10月のはquismodeとかと一緒に見なければ行けないし、正直quismodeとかみたくないので)しかし今から楽しみ。
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by nariyukkiy | 2009-08-12 01:17 | music

菊地成孔 第二回革命舞踏会

ちなみに第一回は九段会館。確か踊れない(=まるで拷問のような)舞踏会というコンセプトだったかしら。
あのときはまだ南米のエリザベステーラーしかでてなかったかなー。

それに比べると踊らせてくれるなんてなんて親切な。
実在しないエリザベステーラーの歌(DJ)からインプロ、しかしプラザリアルっぽかったなーこのインプロ、そして京マチ子の夜。この段階でかなりノックアウト。酔っぱらうわー音楽に。
まあ実際、いつもの17番で飲み食いしてから行ったしね。だいぶいい気持ちで聴いてました。

ラストは私の友達ジョビン。恋の楽しさと愛の悲しみ、なんて言葉にすると笑えないくらい薄っぺらい常套句ですが、音になると陳腐さすら一つの美しさ。

てっきり恋とはなんたるかを貴女は知らない、やると思ったけどそちらは6月までお預けかしら。

外にでると桜が満開。日本人は桜植えすぎですな。
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by nariyukkiy | 2009-04-07 09:21 | music

カウントダウン@恵比寿

年末は大体家でおとなしくしているのだが、今回は菊地成孔ダブセクステットがカウントダウンをやるってことで、恵比寿のカウントダウンイベントへ。

思えば、2008年はクインテットライブダブ(新宿ピットイン)で幕を開け、ダブセクステットのツアー(神戸&東京)、クラブハイツ公演、渋谷DUOでのアルバムリリースライブ、赤坂BLITZ、ペペトルメントアズカラールのクラブハイツ&オーチャードホールと、毎年のコトながらの菊地三昧。

そのおわりと、新たな年を迎えるのになかなかふさわしい公演ではないですか。

ちょうど21時過ぎにつくと、クボタタケシのDJの真っ最中。
4つ打ちベースからレゲエ/DUBまで振れ幅大きめだったけれど、
どちらかというとソウルセットのときみたくレゲエ/DUBに歌謡曲なんかも絡めるセットのほうが好きだなあ・・・。

SlyMongooseも、期待していたよりもだいぶ暗い感じで今の気分と少し違ったかな。前に見たときはもっと昭和歌謡のインストって感じでよかったんだけど、どの曲も一緒に見えた。ベースは好きなんだけどなあ・・・。
ラストの曲(Snake&Rudder)はよかったな。。。

その次のcoffe&ciggarettes band(DJKENSEI)のDJはヒップホップなブレイクビーツでよかった。
すこし90sっぽい感もあり、そこもよかったな。

そんなこんなでカウントダウン時間をうけもったダブセクステット。
基本シッティングだったり、フェスでも「ポカーン」とされていたみたいだが、
「今日はのりのいい曲やるよ」というハイテンションなMCどおり、クラブ仕様のプレイは完全に切れていた。
デートコースを解散させ、クインテットライブダブの発展系として融合した理由、それがこのダブセクステットなんだよなあ、ということを、スタンディングの会場―しかも、クラブイベントのカウントダウン―という場所で、クラウドを熱狂させる演奏で証明していた。

ジャズにDUBという魔法をかける、単純だけどいままで聞いたことのないJAZZが、そこにはあった。

とか何とか言う前に、やっぱかっこいーーー。
(スライマングースには悪いが、類家心平のトランペットに慣れてしまった耳には彼らのペットはへたくそでした・・・。)

と、そういうわけで、2008年には音楽で別れを告げ、猿がしっちゃかめっちゃかにしたダンスチューン(Monkey Mush-Down)で、音はじめ。


そんなわけで、カウントダウンはJAZZにDUB処理をかけた、粋な瞬間でした。

2009年、あけましておめでとうございます。
天皇杯の話はまたあとで。
今年もよろしくお願いします。
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by nariyukkiy | 2009-01-01 00:25 | music

菊地成孔2008ライブ@オーチャードホール

サッカーの結果を見届けて、土曜日はBunkamuraオーチャードホールでの菊地成孔へ。今回はぺぺ。

相変わらず女性のドレスアップというか今日結婚式?的な格好が目立つ。まあいいけど。着物でこられるとあとで飯食いに行くのが大変なんですが。まあいいけど。

そこいくと男はスーツかセットアップくらいしか能がないからな。つーわけでプリュスのスカートパンツを主に考えてみました。

で、肝心のライブはアルバムリリース後初のライブ。
第二期になって一番変わったのは南博さんから交代したピアノ。悪くはないんだけどよくも悪くも真面目というか堅い。第一期PePeの粋だったり少し退廃的な感じだったが消えて、スコア通りにきちんといきます、という感じにきこえるんだよなー。弦楽パートやバンドネオンも交代しているんだけど、ピアノの軽さというか、華やかさがないとやはり物足りないような。

その代わり、といってはなんだが、アンサンブルは統一性があってそれは凄みが増したような。
映画音楽のメドレーなんかはちょっとさらっと弾いてみました、みたいな感じだけど前よりきっちり揃っている。本編最後に演奏されるルペヴェレスの葬儀とか、鬼気迫るものがあった。
もちろん、演奏とギャップのありすぎるMCも健在。世が世なら不敬罪確実。ラストはあなたは恋のなんたるかを知らない、にエリナリグビーの歌詞を混ぜて。って歌の内容気にしてない人も多そうだな。


で、失敗はこのあとで松濤方面のポルトガル料理屋にいったのだが、思ったより騒がしく、しょっぱく、高かった。普段なら許容範囲内だが、すこし気分と違ったな。

菊地セレクトワイン(赤)がうまかっただけに、すこし残念。

SETLIST
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by nariyukkiy | 2008-12-09 23:41 | music

既視感

あはは。なぜ他の色が家に・・・。

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おまけにNaruyoshi Kikuchi Dub sextetのアルバム、間違えて2枚買っちゃいましたよ・・・。
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by nariyukkiy | 2008-07-27 21:45 | fashion

ダブセクステット@キネマ倶楽部or月世界

1.Susan Sontag
2.Dub Liz
3.AAAL
4.Caroline Champtier
5.Parla
6.Invocation
7.Dub Sorcerer
---encore---
MC
8.Betty-Go-Round
9.81(from「E.S.P.」/Miles Davis)

どっちも同じセットリストかな。
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by nariyukkiy | 2008-03-16 20:42 | music

KNQD@PITINN



ほんで今日は仕事もそこそこにクインテットライブダブ@ピットイン。
貴族にあと一歩でなり損ねた奴隷な位置でみてましたよ。

ピットインという「場所」の力か、坪内さんのピアノがかなり切れていましたね。特に後半が非常によかった。"YouDon'tKnow..".は歌唱よりもサックスのほうがすきなのですが、今日はどっちもありました。(今STB139のライブ音源を聴きなおしていますが、やはりこの曲はサックスのほうがいい)最後のエリザベステーラー(速い)のピアノもよかったなあ・・・。SAXの艶はIsfahan。

アンコールはSweetMemories。KNQDのアレンジは本家よりもずっといいんだよなあ・・・。

KNQDはDUBセクステットの始動とともに活動が散発的になるようですが、またあったらいきたいですね。

次はダブセクステットの東京公演かな~。
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by nariyukkiy | 2008-01-23 01:07 | music

2007年によく聴いた音楽(2007年産のみ)

KipHanrahan/Beautiful Scars

嵐/Time

UA/GoldenGreen

DCPRG/Frantz Kafka's America

AIR/NewDayRaising

Makoto/Belive my soul

Underworld/Obvillion with Bells

Naruyoshi Kikuchi Dub Sextet/The Revolution Will Not Be Computerzied

TokyoNo.1Soukset/InnocentLove/PleaseTellMe(EP)

後ろ二つは12月発売だから、(よく聴いた音楽に)入れていいものやら。

相変わらずではあるが、菊地成孔の音楽にはお世話になった。
主にライヴではあるが、DCPRG、クインテットライブダブ、ペペの3大バンド(すべて解散したけど)の音楽はどれも違ってどれもいい。

新しいバンドであるDUB SEXTETは、今までよりもよりストレートにJazz(と、いうかマイルス)になっています。古臭いようで、新しい感じ。

まあ、一番すきなのはセンチメンタルなJazzと、甘い思い出を歪ませるクインテットライブダブなのは何度も言っているとおりだけど、そんなクインテットライブダブと共振する音楽、そんな感じがするのがKipHanrahanのBeautifulScarsでした。(Kipの方法論をまねてるのはどっちかというとDCPRGだけど)
特にRealtime and BeautifulScars、この曲は失われた「何か」を想起させてくれます。
じゃあ、その「何か」は何かというと、美しい疵そのもの。
時が経ち、少しずつ損なわれていくものがあり、また少しずつ癒される傷もある。
それらを静かに、ただ静かに見つめる音楽はあまりに美しく、はかない。

他のKipのアルバム、特にCOUP DE TETEやTENDERNESSにはレベルミュージックとしての、NYにすむ移民たちの声が、反体制の声として記録されている感じがするし、それがそのままリズムやビートに反映している。

しかし、Realtime and BeautifulScarsのリズムは、いつもよりも饒舌にメロディを奏で、重なっているけれど、他のアルバムよりも圧倒的に「優しい」と感じる。

そう、痛みや疵を、ゆっくりと見つめ、癒す音楽として2007年の夏一番聴いた音楽です。

同じ痛みや癒しを、UAのGoldenGreenにも感じました。
特にLoveSceneや、ラストのMoor。
ライブで、UAが声が出なくなったMoorを目の当たりにしたとき、あぁ、この曲は、アルバムはUAにとって悲しみであり、なにか損なわれたものを受け入れ、前に進むための音楽だったのではないか、と思うほど。野音で行われたライブも印象的です。

さて、そんな夏の音楽といえば忘れてはいけないのが嵐/Timeでしょう。
って、いきなり今までの音楽性(菊地、UA、Kip)からかけ離れすぎです(笑)
いい意味で何も考えていないポシティブさ。(1曲目のタイトルなんて「OhYeah!」ですからな。)「キミ」と「僕」との恋愛を歌っているようで、実は「キミ(女性)」と「僕ら(嵐)」との関係を想起させる(特にライブ)曲の数々、ライブで何も考えずに乗れそうな曲たち、すべてが別の意味で完璧です。さすがジャニーズ。
まあ、Oh!Yeahの「明け方に自転車で走り出す」に小沢の「カウボーイ疾走」を思ってしまう僕でも十分にはまれます。もちろん、ドライブのお供にも。

AIRはまあ、お約束ですね。

2008年は、とりあえずKNQDの解散コンサート/ダブセクステットのライブを楽しみにしつつ、ソウルセットのアルバム(3月19日)を待ち遠しく思ってます。ああ、ソウルセットは1月1日にでたJustanotherdayがうた、DUBミックスともにすばらしい。

前よりも音楽を買わなくなってきているかと思った今年ですが、いやいやけっこう買ってましたね・・・。
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by nariyukkiy | 2008-01-05 01:25 | music