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役者はよけれど、物語の強度が足りない。

「シーサイドモーテル」役者はよけれど、物語の強度が足りない。_a0028025_13521895.jpg

2010年
日本
主演:
生田斗真
成海璃子
麻生久美子
   など
(などのなか:
玉山鉄二とか
小島聖とか
いろいろ豪華)















まあ、当ブログで紹介してる映画が「罪とか罰とか」「人間失格」「武士道シックスティーン」「書道ガールズ」ときていて、これを見てないないと思わない人の方が少ないと思いますが、はい。成海地子ちゃんと生田斗真たんが競演しています(別の部屋、エピソードなんで共演ではない)

そう考えると暗黒といわれるTVドラマ版「ハチクロ」もやはり見るべきか・・・。(はぐ=成海璃子、竹本=とーまたん)





それはさておき、麻生久美子がセクシーなコールガールで登場するこの映画ですが、一言で言うと、(人間失格に引き続き)惜しい!映画なのです。

映画に限らず、芝居というのは役者と脚本が釣り合っていないとダメなのです。
今回の場合、それに原作の強度もあるかもしれないけれど。

すなわち、役者は素晴らしかった。与えられたタスクをきっちりこなしていたし、要所要所は締めていた。にもかかわらず、大味になってしまったのは、物語の強度、原作なのか脚本がいまいちとしか言いようがない。

例えば、物語の舞台からの立ち去り方がほぼ全員交通事故。
って警察の交通安全ビデオかよ。

4つある部屋のエピソードはほとんど交錯せず(一応、重要そうなシーンは交わるのだけど)、ほぼ独立した話。あーもったいない。

成海璃子のエピローグと、生田斗真のエピローグ、麻生さんのエピローグという生き残った?役者のラストはどれもうまくまとまっているにもかかわらず、最後がグダグダ。酷い。なぜこれ?みたいな。なにがなんでも全員出さなきゃいけなかったのか?

途中の拷問シーンだけ妙にシリアス。あそこはギャグにはしるべきとか、せっかくの女装が全くいかされてないとか、あげればあげるほど、もったいない話のオンパレード。

もう一回監督は大人計画でシナリオの作り方、ならい直した方がいいね。(たぶん、松尾スズキかクドカン、好きでしょ?)

結局生田斗真のダメリーマンと成海璃子ちゃんのバカ女演技、麻生さんのコールガールと玉山さんの演技はよかったから、まあみる価値はそこだったかな。ってとてもファン目線w
by nariyukkiy | 2010-07-18 08:20 | sunday people


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