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なぜ僕が広島まで行ってコム・デ・ギャルソン・オムプリュスを買って帰ってくるのか。

「これ売れ筋ですよ」とか「SEN◎Eの編集長がすすめてましたよ」というお店での殺し文句は、実に僕にとっては「じゃあ買わなくていいや」と思う一手に等しい。

別に売れてるもんがほしいんじゃないし、僕はM谷教でもない。黒は好きだけどブラックでなんでもコラボすればいいってもんじゃない。

特に「これ人気です」とか「たくさんつけてましたけど、もう最後の1品」とか言われた日にはじゃあ俺じゃなくでも買う人いるよね、でQED。お買いもの終了。

下手すりゃその店にはもう行かなくたっていいや、となる。

面倒くさい客だなあ、んなやつほかで買ってくれ、とたぶんお店の人は言うだろうから、別に向こうにとってもいいんだろうけどね。

で、本題。
「ギャルソン」、すなわちcomme des garconsのお店の店員さんは、どちらかというとそういうトークが少ない。(人にもよる)

そのうえ、割と着にくそうなプリュスラインの服でも、けっこう的確に人の好みや似合うものを見つけてくるのがうまいんだよな、と思う。

過去にも、たとえばギンガムチェックの3/4袖丈のシャツコートとかスカート付パンツ、後染めのキルトスカートやノースリーブのダッフル、、、すべて「買うつもりがない」はずが薦められて試着した結果、とても自分に似合っていて、結果としてお買い上げ、というものだ。

もちろん、ギャルソン以外にもそういう店員さんはいる。Dの店員さんは、ギャルソンだけでなくセレクトショップだからこそ、のいろいろなブランドミックスでの同じような接客が心地いいし、やはり結果として購入につながっている。

そりゃ、「たくさん仕入れて、よく売れてます」のほうが多くの人が刺さっているのかもしれない。
だけど、ギャルソンのようなひねくれた洋服たちには、もっと着る手のツボをつく接客のマジックがよく似合うし、その結果購入した洋服たちは手放すことができない。

2013SSシーズン、偶然広島で立ち寄ったコムデギャルソン。
プリュスはそんなに買うつもりがなかったのに、チェックのセットアップを買ったのもまさにそういった「偶然のフィット」がモノを言っている。
試着したときに、ああ、これは「意外に」似合う、という感覚。

この感覚を覚えた瞬間、広島だろうとどこだろうと、いっちゃいます・・。

まだ春物は始まったばかりですが、けっこういい買い物、始まっています。
by nariyukkiy | 2013-02-06 02:34 | fashion


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