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加藤ミリヤ@近田春夫「考えるヒット」

今週の週刊文春、近田春夫の「考えるヒット」は加藤ミリヤに関してでした。

自分のエントリはこちら加藤ミリヤはフェイクか、否か

近田氏は「ECDの元曲も、さらにその前の原曲も聴いていない」と断った上でミリヤの「ロンリーガール」を「平凡な渋谷のイメージで、その眼力ほど印象には残らない、一般的イメージの10代」とあっさり。Japanese Hiphopの創始者ともいえる近田春夫に言われると、トホホですね。

しかし、が、しかし(これはDEV-LARGEのディス曲「Ultimate Lovesong」のまねです)ECDの曲を聴いた上でミリヤのロンリーガールを聴いたのと、聴かないで聴いたのではかなり違う気がする。

たしかに、この曲には新鮮味はない。バックトラックはマーヴィン・ゲイだし、ラップや歌が格別すごいってわけでもない。ただ聴き応えがあるのは一点、ECD(とK-DUB)が描いたそれこそ「オトナが描いた、一般的な10代女子高生」というフェイクに対しての反論であり、(すくなくとも彼らよりはストリートワイズな)10代加藤ミリヤがあっさりと「なにいってんのおっさんにごちゃごちゃいわれたかないわよ」と返しているという点だ。(僕が宮台真司きらいだからうけてるだけ??)

まあ、いい曲だと思うぜ(2回目)

もっとも近田氏の指摘「センター街で大音量でかかっているはずのこの歌がちーっともききとれなかった」のは確かです。
by nariyukkiy | 2005-04-08 00:00 | music


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